毎週土曜日に妻と一緒にスーパーへの買い物に行くのが、ここ十数年間のルーティンになっていますが、原材料の高騰等により、食料品の値段がどんどん上がっていることを実感しています。
政府も物価上昇に負けないため、また、賃金上昇がずっと抑えられてきた中で、賃上げが必要と盛んにメッセージを発しています。大企業では可能でも、中堅・中小企業では現実的に厳しいとの声が多い中、大企業の一部では思い切った賃上げの動きも見られます。
これは、物価上昇への対応というよりも、新卒者を含めた優秀な若手社員の確保&定着を主眼においているように感じます。実際、中堅・中小企業のお客様からも、会社全体の給与水準を見直したいという相談が昨年からぐっと増えました。
賃上げは、収益を圧縮してそのコストを賄うか?生産性の向上等でより高い収益を上げで賄うか?は、かなり難しいテーマではありますが、少なくとも若手社員の確保&定着という点では危機感を持っておられます。賃上げがすべてを解決することは決してありませんが、企業で働く人にとっては大事なテーマです。
今の世間の情勢を踏まえ、あらためて収益の拡大と若手社員の確保&定着を考える契機に是非していただきたいと思います。