男性の育休なんかあり得ない!

 育児休業法の施行から30年が過ぎ、4月及び10月に改正育児介護休業法が順次施行されます。実は、男女とも子どもが最長2歳になるまで育児休業が取れる日本に対して、国連児童基金(ユニセフ)は先進国で1位と評価していることを知りました。(反対に経済協力開発機構=OECD加盟国で唯一、国として有給の産休・育休制度がないのは、実はアメリカです。)

 ただ、先進国1位の日本において問題と言われているのが、男性取得が進まないことで、2020年度の取得率は12.7%です。(それでも過去最高でした。ちなみに女性は81.6%です)

 男性の取得が進まない原因はいろいろあると思いますが、1つに人手不足があり、特に中堅・中小企業においては、男性社員に育休で長期に休まれると、業務に支障が出ると考えられているからではないでしょうか?

 一方、若手男性社員で『将来育休を取得したい!』と考える割合は、20~24歳で85%、25~39歳で80%もあるそうです。さらなる少子化や人手不足が懸念される中、若手男性社員の採用・定着には、「育休の取得」がカギを握っているかも?ですね。

 それには、『男性の育休なんかあり得ない!』からの意識改革も必要となりそうです。

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社会保険労務士 上田 正裕

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