3:教育・研修

 事業戦略など重要な課題を集中して検討するため、社外施設で会議を行なうこと。

 会社が用意した研修メニューを社員が選択できる制度、選択肢のなかから選ぶことから、カフェテリア研修ともいう。
 会社が決めた研修プログラムに従うのではなく、自主的に研修メニューを選ぶことで、高い研修効果が期待できる。ただし選択者が一部の研修に偏ることがあり、会社が期待する研修効果が出にくい問題もある。

 会社側が一方的に社員を選抜して研修にあたらせる制度、年功的な全員研修から、候補者を絞った研修をさせることで、スピード化に対応した育成と研修費用のコスト削減効果が得られる。
 一方で、選ばれなかった社員のモラールが低下するデメリットや、選抜制度の存在を社内に明らかにするかどうかの問題点も指摘される。

 企業の生産現場において、作業系労働者の熟練の段階を未熟練工、単能工、多能工の3段階に分けることができる。
 このなかで多能工には、専門能力を有することはもとより前後工程や判断力、指導力、仕事への変化に順応できることが求められる。そのため特定の作業だけでなく広範囲な教育が必要となる。
 基礎理論の把握から応用力、適応性をつける訓練が計画的に施されるべき技能者育成のための教育である。

 ブログ : 多能工化 / 進め方 多能工化 / 星取表の作成 

 ある目標を達成するのに効果的なチームを編成すること、またはチームをまとめる手法や能力。
 体験型のゲームなどを通じてチーム内の相互理解や団結・行動力を強化することを目的とする研修を指すこともある。

会議や研修を効果的に進行する役。
自らが結論を誘導することなく、参加者が課題や目的にそった議論や作業に集中し、質の高い結果を出すよう進行方法を計画し、舵取りをする役割を担う。

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社会保険労務士 上田 正裕

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